2016年11月03日

生見尾(うみお)踏切を廃止しないで解決するための案を考えました

3年前に生麦のウミオ踏切で死亡事故が起こり、再発防止対策が課題になっています。事故後、”踏切を廃止し、線路を挟んで大型エレベーターを2基設置し、それをつないで人と自転車が利用できる陸橋を設ける”案が横浜市から出され、それに対して地元からは”これまでずっと地域間を結びつけるのに欠かせなかった踏切をなくすのは反対”と踏切廃止反対の声が出ました。膠着状態がこれまで続いています。

両者の主張は理解できるのと、真っ向から対立しているのとで、このままだと10年たっても解決しそうにない、そう危惧して私なりの提案をします。


現地を実際に見て感じたことを元に問題を整理します。

現状

左上側が安養寺側です。右下側が国道15号線側です。

現状1.jpg



・ここを通る線路がとても多い(東海道線、京浜東北線、横須賀線)さらに貨物線が高架とさらに地下(点線)に通っている。
・線路間が開いているところがあり、踏切が2つになっている。そのため余計に踏切が広がっている(近くで線路の交差がされている関係かな?)

踏切から安養寺側をみる

JRの踏切安養寺方向.jpg



安養寺側から国道15号線側を見る

踏切から国道15号側を見る.jpg



・踏切を挟んで、その周辺も含めて商店などがびっしり並んでいる(古くからの地域のつながりを感じます)
・踏切は波打っており、そこを車と自転車と歩行者が通行。
・車は時間帯で通行が規制されており一方通行。
・すぐ近くに、京急が並行しており、そこにも踏切がある。そのためここを渡り切るのに高架下をくぐったりしながら全部で3つの踏切を渡らねばならない。

3つの踏切を緑の線で書き足しました。真ん中の踏切の西口の位置は不正確。自信ありません。

現状2.jpg



感想
・現地に行ったのは平日の正午前でしたが、あきれるくらいに電車はひっきりなしに通過し、車・自転車・人の往来も多い。
・電車や市の立場からは、危険を避けるために踏切を廃止したいだろうな。
・商店や近所の人にとっては、踏切を残してほしいだろうな。
・対策のために立ち退きさせられてはたまらないだろうな。
・交通弱者救済のためエレベーターは設置してほしいだろうな。

現状の整理2
・現状では、長い階段の陸橋がJRの線路をまたいで設置。京急生麦駅を結ぶためだと思いますが、途中で11段の階段があります。(陸橋の途中で階段がある!)

ずいぶん長い陸橋.jpg



陸橋の途中で11段の階段があります。これでは自転車や車いすでの通行はたいへん。

陸橋の途中で11段の階段.jpg



・国道15号線側の京急生麦駅には上り線用のエスカレーターと、数十歩歩いたところにエレベータがある。
踏切から生麦駅を見てます。

国道15号側踏切から見た生麦駅.jpg



近づくと、生麦駅に上がるためのエスカレーターと階段。

生麦駅エスカレーター.jpg



さらに通り過ぎると、しばらくしてエレベーターがあります。けっこう歩かされる感じ。

生麦駅エレベーター.jpg



水色で書き足したのがエスカレーター、黄色で書き足したのがエレベーターのおおよその位置です。

現状4.jpg



・踏切を挟んで反対側(安養寺側)には、陸橋の長い階段のみ。

安養寺側陸橋の階段.jpg




何とかならないか:
対策案1:安養寺側の陸橋の左側に階段があるが、右側は公共の自転車置き場がある。その土地を一部利用してエレベーターを設置する。

安養寺側陸橋下.jpg



図で、新設のエレベーターを橙色で表示しました。

検討1.jpg



歩くルートを緑の線で書きたしました。

検討2.jpg



通行するには安養寺側では、自転車置き場の通路を利用することになります。
国道15号側は、京急生麦駅設置のエレベータと、駅内の切符売り場まえの通路を利用することになり、朝晩の通勤時間帯は混雑しすぎるかな?
それでもこの案は、まったく線路を渡らずに(3つの踏切を渡らずに)、踏切両端でエレベーターが利用できる案です。全体で長い経路になりますが、これが一番安上がりな解決策。

対策案2‐a:安養寺側の陸橋脇にエレベーターを新設する(下図のA)。
京急生麦駅の入り口わき(エスカレーターと階段の手前)にエレベーターを新設する(図のB)。
自転車が置いてあるあたりとその手前ですね。左側の壁と、後方に電車乗り下り用のホームがあります。上を見上げましたが障害物はなさそうです。

生麦駅側新設エレベーター候補地.jpg



エレベータと既存の陸橋の間をつなぐために、新しい陸橋を京急線のホームと線路とをまたいで新設する(図のDの一部、京急の駅と線路をまたぐ部分だけを新設する)。
これで、既存のエレベーターを利用するよりは歩く距離が減らせます。

対策2-b:安養寺川の陸橋脇にエレベーターを新設する(下図のA)。
京急生麦駅の入り口わき(エスカレーターの手前)にエレベーターを新設する(図のB)。
エレベータと安養寺側のエレベーターとを結ぶ陸橋を新たに設ける(図のDの全部)。

検討3.jpg



対策案2-aですと、陸橋部分を一部増設することで済みます。ただし既存の陸橋途中の11階段は残る。
対策案2-bですと、陸橋部分の費用と手間がそうとう掛かるが、車いすや自転車での通行が容易になります。

私なりには、対策案2-bが、ベストではないにしても次善の策として最もおすすめです。
JRや京急や市が少し土地や便宜を提供する。そして地元の人たちと協力し合う気持ちさえあれば実現可能ではないでしょうか!?いかがでしょう。高齢者や交通弱者救済に絞った案を考えてみました。

(この記事は、遠距離の散歩でたまにこのルートを通りがかる一市民として、現状をなんとかしたいとの、私の個人的な感想と考えと、そして熱い思いに基づいて書きました。思い違いや勘違いがあるかとは思いますが、一つの案としてご容赦ください)



posted by aishida2 at 13:03| Comment(0) | ニュースなどから | 更新情報をチェックする
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